少年事件Q&A

保護処分の内容を具体的に教えて下さい。

保護処分は、非行のある少年の性格の矯正・環境の調整を目的としてなされるもので、(1)保護観察、(2)少年院送致、(3)児童自立支援施設・児童養護施設送致の3種類です。
(1)保護観察
 審判で保護観察の処分になると、少年は家に帰ることができます。それから月に2回程度保護司に面会して、指導を受けます。保護司は、保護観察を受ける際の約束(この約束を「遵守事項(じゅんしゅじこう)」といいます。)を守っているか確認したり、生活や仕事のことについて相談に乗ったりして、少年が再び非行におちいることなく生活していけるように援助します。
(2)少年院送致
 少年院送致の処分になると、審判から1~2日内に少年院に送られることになります。
 少年院では、少年が将来社会生活に対応できるようになるために、規律のある生活のもとで教科の教育や職業の指導などを受けます(くわしくは法務省のHPをごらんください)。
少年院の種類
 少年院には、初等少年院・中等少年院・特別少年院・医療少年院があります。
 初等少年院は、だいたい14歳以上16歳未満の少年が収容されます。
 中等少年院は、だいたい16歳以上20歳未満の少年が収容されます。
 特別少年院は、犯罪的傾向の進んだだいたい16歳以上23歳未満の者が収容されます。
 医療少年院では、心身に故障があって医療的な措置が必要な14歳以上26歳未満の者が収容されます。
収容期間
 大まかに分けて、短期と長期があります。
 短期では半年程度、長期では、非行の程度などに応じて、1年またはそれ以上の期間、収容されて指導を受けます。
(3)児童自立支援施設・児童養護施設送致
 この処分は、少年院よりも開放的な施設で、家庭的な雰囲気の元で、少年の立ち直りを支援する処分です。児童自立支援施設の場合は、義務教育課程にある少年が主に対象となって、収容された少年は、施設のなかで義務教育を受けることができます。