少年事件Q&A

子どもが大人と同じような裁判を受けることはないのですか?

あります。検察官送致といいます(「逆送」ともいう)。
家庭裁判所は、調査の結果、少年に対して、大人と同じような刑事処分をすべきだと判断したときには、その少年事件を検察官に送致します。いったんは、検察官から家庭裁判所に送られてきた事件が、再び検察官に送り返されることから、現場では、これを「逆送(ぎゃくそう)」と呼んでいます。
検察官が、少年を起訴すれば、その少年は大人と同じ刑事裁判を受けることになります。その結果、有罪とされれば、懲役刑(刑務所に行くこと,少年院ではありません)や罰金などの刑罰を受けることになります。ただし、執行猶予となる場合もあります。
従来は、16歳未満の少年を刑事処分にすることはできなかったのですが、少年法の改正により、14、5歳の少年でも逆送して刑事処分となる場合があることになりました。
  また、同改正により、故意(わざとやった)の犯罪行為で被害者を死亡させた事件(殺人、傷害、強盗致死等)で、その事件の時点で16歳以上であった少年については、原則「逆送」するということになりました。厳罰化です。