労働問題Q&A―労働契約関係

会社を辞めるにあたって、同業他社へ3年間は就職しないという誓約書を書くように求められましたが、応じないといけないでしょうか?仮に書いたらどうなるのでしょうか?

 労働者は、在職中であれば、労働契約の付随義務として、一定の守秘義務や、競合する事業への兼業をしてはならないという義務(競業避止義務)を負うとされていますが、退職後にもそのような義務を負うよう求められることがあり、誓約書を書かされたり、元々の就業規則にそのような定めがなされている場合があります。しかし、労働者にとっては、労働は生活の糧ですし、憲法上も職業選択の自由がありますから、その制約は合理的で必要最小限度でなくてはならないと考えられています。問いに対するお答えとしては、誓約書を書くと、そのような範囲内で有効とされることもあるわけですから、書かないほうがよいということになります。