刑事事件Q&A

1 知り合いが逮捕されてしまいました。この後の手続はどのように進み、いつになれば終結するのでしょうか?

 逮捕されてしまったということは、捜査機関が逮捕された被疑者に対して一定程度の犯罪の嫌疑を抱いているということです。捜査機関はこの嫌疑に基づいて被疑者を逮捕して身柄拘束をし、その身柄拘束期間内に刑事裁判に備えて証拠を収集します。その証拠収集のうち代表的なものは、取調べや引当たり捜査です。そして、逮捕は最大で3日間しかできないので、以後は逮捕から最大20日間の勾留という身柄拘束手続に移行することになります。
 この勾留期間内に、事案が軽微である、被害者と示談した、被疑者に前科がない、被疑者が二度と犯罪を犯さないよう日常監督してくれる家族などがいるなど、被疑者に有利な個別事情がある場合、起訴猶予(不起訴)、略式罰金等で、刑事裁判に至る前に事件が終了し、身柄が解放されることがあります。
他方、証拠を収集した結果、検察が、有罪の立証をすることができ、なおかつ被疑者の処遇について厳しくすべきとの刑事政策的配慮をした場合などは、被疑者について刑事裁判を提起することになり(起訴)、以後は被疑者から「被告人」と呼ばれます。刑事裁判は、多くの場合、起訴後1か月ほどで第1回公判が行われ、その第1回公判日において審理を終え(結審)、そのさらに10日後ほどで判決が宣告されます。もし執行猶予になれば、判決後すぐにその場で身柄が解放されます。