刑事事件Q&A

3 「逮捕」と「勾留」とはどう違うのですか?警察から、このような用語を聞きますが、どう違うのかよく分かりません。

 「逮捕」とは、比較的短時間の身柄拘束を言い、身柄拘束が短時間である分、犯罪の嫌疑は一定程度緩やかなもので足りるとされています。
 これに対し、「勾留」とは、比較的長期間の身柄拘束を言い、起訴前の捜査段階では10日間(1度だけ最大で10日間の勾留の延長が認められています。)、起訴後の裁判段階では裁判終了時まで、身柄を拘束されることになります。身柄拘束が長期である分、犯罪の嫌疑については、逮捕の場合よりも厳格な程度が要求されることになります。
 現行法上、勾留を行うには原則として逮捕を経て行われることになっています(逮捕前置主義)。要するに、実務としては、逮捕によって身柄を拘束して捜査を進め、犯罪の嫌疑がより高まった場合、さらに勾留によって身柄拘束を継続させ、引き続き捜査を続けるという図式になっています。